コラム

2024.02.27

敏感肌の改善法

【敏感肌】でお悩みの方は多いのではないでしょうか??

そのタイプも色々ですが、生まれ持っての敏感肌は少なく敏感肌になってしまった方が多いと思います。

年齢を重ねるごとにお肌の水分量や油分量は低下していきます。それは水分を蓄えるお肌の構造が老化により劣化していくからです。

生まれたての赤ちゃんのお肌の水分量が100とすると40代ではほぼその半分の水分量だと言われています。

そして美肌を保つために必要な”お肌のベール”であるバリア機能を維持する油分やセラミドも40代を境に減少していきます。

【敏感肌になる原因】は老化が一つの原因ですが、それ以外にも外的刺激やホルモンバランスなどによる乾燥から起こる場合も多々あります。

敏感肌の初期段階を知る

冒頭に述べたように敏感肌になる最初のサインは『乾燥』です。

肌表面が潤い『バリア機能』が維持されていないと外的刺激である紫外線や花粉などのアレルギー物質から肌を守ることが出来ません。

乾燥が慢性化すると水分が保持できなくなり、体を守ろうと神経繊維が肌表面に伸びてきます。神経繊維が伸びる事で外からの刺激を受けやすく痒みを感じやすくなります。

肌の赤みはレッドカード??

乾燥肌の改善が出来ずに放置しておくと肌に『赤み』が出てきます。

皮膚に存在する”免疫細胞”がヒスタミンを分泌して知覚神経に作用し肌に赤みやかゆみを起こすといった体のメカニズムになっています。

痒くなって掻きむしってしまうと傷がつきさらに悪化してしまいます。

こうなる前に防ぎたいですね。

敏感肌の予防法

保湿というとしっとりした『化粧品』が頭に浮かぶのではないでしょうか??

でも『もし化粧品がなかったらバリア機能ってどうするの??』って考えたことありますか??

たとえ話ですが、水鳥が尾の少し上にある尾腺から分泌される油をクチバシでつけて羽繕いしているのご存知でしょうか?

この油には防水加工と羽根を傷つけるバクテリアから羽根を守るための細菌が出ているのです。

人も本来は自分の持っている”人体システム”で肌をコーティングできるのです!

自分のバリア機能をパワーアップする方法

NMF(Natural Moisturizing Factor)

日本語で『天然保湿因子』と呼ばれますが、アミノ酸や乳酸、尿素、ミネラル塩、有機酸で構成された肌の水分を保持して水分の蒸発を防ぎます。

皮脂膜

汗と皮脂からつくられます。乾燥や摩擦、皮膚の常在菌や細菌などから肌を保護し水分の蒸発を防ぐフタの役割を果たします。

細胞間脂質

肌の角質幹細胞同士をセメントのように埋めており水分を逃さず保持する機能を担っています。

上記の3つが肌のバリア機能をサポートする大切な人の機能であり、これをパワーアップさせるにはズバリ【新陳代謝を上げる】なのです!

新陳代謝アップのポイント

  • じんわりと汗をかく活動を日常に取り入れる
  • 水を十分に摂取する
  • 質の良い睡眠をとる
  • アミノ酸を多く含むタンパク質を積極的に摂取する
  • 抗酸化力のあるビタミン類を含む食事を心がける

新陳代謝が上げることで細胞が活性化され”肌のターンオーバー”が正常化されます。新しい肌は水分をたっぷり含むことができ潤いをキープできます

余談ではありますが『ピーリングがターンオーバーを正常に導く一つの手段である』とお話しした事がありますが、やりすぎは肌の老化を早め乾燥しやすくなるのでお気を付けて下さい。

この話題については次回のコラムで詳しく説明します。

『化粧品がなかったら?』という過程でお伝えしたかったことは化粧品はあくまでもサポート役と考えておいた方が肌の治癒力も高まり若々しさも長く持続できると考えているからです。

化粧品を上手に使い皆様がより一層お綺麗になることを心より願っています。

お肌健やかに…

ホワイトカメリア オーナー