コラム

2021.02.11

色素沈着について – 美白ケアのポイント

トリートメント/(上)before(下)after

立春を過ぎる頃、まだまだ寒いですが日差しには変化が見えます。寒暖差も激しく花粉なども舞いだすのがこの季節の特徴です。

日本には四季があり気候の変化もめまぐるしく変わります。それを敏感に感じるのが、最大の感覚器である【肌/皮膚】なのです。

『紫外線は四月から強くなる』と思いがちですが年中降り注いでいます。

特にA波(UV-A)は生活紫外線と呼ばれ肌の奥まで入り、弾力やハリを失わせ【光老化】を招きます。

また、日焼けを起こさせるB波(UV-B)はレジャー紫外線と呼ばれています。肌表面に炎症を起こさせ【色素沈着】が起きるのもB波の仕業なのです。

色素沈着と言われるものには色々あります。

  1. 老人性色素斑(日光黒子/シミ)
  2. 炎症性色素斑/摩擦性黒皮症(ニキビ跡、火傷、虫刺されなど傷からおこるもの)
  3. 肝斑(女性ホルモンの乱れ)
  4. 雀卵斑(ソバカス/遺伝性)

この色素沈着は紫外線を浴びるとどんどん濃くなっていきます。紫外線だけでなく加齢や精神的ストレス、生活習慣なども影響しています。

シミを濃くさせずに薄くし、あわよくば無くせないだろうか?

それ程までに思うのはシミや赤みなどの肌表面の色が醸し出す印象が強いからであり、白く綺麗な肌はとても魅力的だからなのでしょう。

では、白く美しい【美肌】になるにはどうしたらいいのでしょうか?

美白ケアのポイント

  • メラニンの生成を抑える(アスコルビン酸/ビタミンCなどでメラニンの原料となるチロシナーゼ酵素の働きを抑える)
  • 常に保湿を心掛ける(乾燥すると肌のメカニズムが乱れ古い角質が停滞するのを防ぐ)
  • メラニン顆粒を早くだす(血行を良くしメラニン顆粒を含む細胞を排出する)
  • 年中日焼け止め(季節や生活環境で肌に合った日焼け止めを使用する)

目に見えると意識しだす色素沈着ですが、予防が一番大切です。

中でも日焼け止めは肌に良くないからと塗らない方もいますが、塗らないほうが先々のリスクは高くなります。

タルミ、シワ、シミと言った見た目年齢を上げてしまう前にしっかりとした予防を心がけましょう♪

日焼け止めの数値/表示について

【PA】とは…Protection grade of UVA(紫外線A波についての防止効果)

【SPF】とは…Sun Protection Factor(紫外線B波の防止効果の程度)

B波によって肌が赤くなるまでの時間を化粧品により何倍に延ばせるかを示しています。最高値は50+。

PA+/SPF10~20
▶通勤・家事・散歩・買い物
PA++/SPF20~30
▶ハイキング・スポーツ観戦
PA+++/SPF30~50
▶炎天下のスポーツ・海水浴・春夏のスキーや登山

色素沈着だけが美白ケアではありません。

肌のトーンが何らかの要因で暗くなる。それがクスミや糖化と言われる肌トラブルです。見た目も肌の血色が悪く美しく見えません。

上記の1~4の色素沈着もサロントリートメントではスピーディーにトーンアップしていきます。プロフェショナル用のコスメを使用し工程を積み重ねることでセルフケアよりも早く白く美肌が叶います。

クスミや糖化も老化と循環不良が原因の一つである為、マッサージに重点をおき血流を促し白くハリのあるお肌へ導いていきます。

色素沈着は今出来たのではなく、積み重ねで出来ています。美容整形や医療では今あるシミは取れたとしても出来なくなる肌にしていく事が大切です。沈着の度合いではセルフケアでは中々難しい場合もあります。

毎日のお肌のお手入れは先々の美肌を叶えます。最も大切なのは自分の肌に合ったスキンケアです。